保育士の退職代行利用者が多い理由について(退職代行 保育士 正社員)

最近弊社の退職代行でも利用が急増している保育士の方の退職代行がなぜ多いのかについて三つのポイントを中心にお話していきます。

 

まず一つ目は、「担当業務が多い」という理由です。

 

保育士の方、実は担当業務がすごく多いという実態があります。つまり、これが何かと言いますと、保育士1人あたりで見る園児の数が法律で決まっているのですが、諸外国と比較しても、日本は群を抜いて多いです。

 

例えば、2歳児であれば、保育士1人に関して6名の園児を担当する。ここについては、諸外国と変わらないですが、次からが大きく変わります。

 

次に3歳児であれば、保育士1人に関して20名を担当する。なんと20名!諸外国を見てみますと、イギリスやフランスであれば7名でいい。ドイツに関しては13名です。

 

最後は、4歳児であれば、保育士1人に対して30名の園児を担当する。え、、30名!想像しただけで、息が詰まってしまいます。諸外国のアメリカやイギリスだと、8名の園児を担当。

 

こうして比較してみても、日本が圧倒的に多いことがはっきりわかるかと思います。いくら志が高くても、業務量とストレスの負荷がすごく多くなってしまいます。

 

二つ目は、勤務時間が多い(サービス残業が多い)ということ。

 

退職代行の現場でもよく聞くのが、「持ち帰り残業」が多いという現状です。

 

保育園はとにかくイベントが多い。運動会やお遊戯会など、定期的に様々なイベントがあります。その時に小道具を作ったりしたりするのに、持ち帰り残業をするという事例が多い。

 

あとは自主的な勉強をされたりする人もいるので、相当な負担がかかっています。でも実態は持ち帰り残業をやっていても、残業代が支払われないことがほとんど。その様な実態の下では、心も身体も持たなくなります。

 

三つ目は、パワハラが多いということ。

 

この3つ目が保育士の皆さんが退職代行を利用される時の理由として、とても多いです。

 

例えば、園長や先輩の保育士とのパワハラなどのトラブルです。もちろん民間企業の社員の皆さんからもパワハラや人間関係を理由とした退職は多いですが、保育士の皆さんは本当に毎回と言っていいほど、パワハラでの退職が多いです。

 

保育園はとても閉鎖的な環境で、人間関係が築かれるので、パワハラから逃れられないという傾向が強い。その環境から、園長の言いなり状態で精神的にも体力的にも限界になる人が多いのが現実です。

 

保育士の皆さん、本当に限界となる前に退職代行を利用して心の安定を取り戻していただきたいと思います。

 

数々の保育園に対して退職代行を実行してきましたが、簡単には環境は変わりません。

 

「退職代行を利用するのは逃げではないか」という人もいますが、そんなことはないと思います。

 

仕事で追い込まれて、本当に苦しんで自分の命を絶ってしまう人だっています。そうなる前にまずは相談されるだけでもすることをお勧めします。

 

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